歯石という物体を気にしている方が多いですがそもそも歯石とは何ぞやかきちんとご存知でしょうか?
歯石とは・・・
プラーク(歯垢)の中の細菌が歯にくっつき、この細菌が唾液の中のカルシウムやリンと結合して歯と歯の間、歯と歯ぐきの間で石灰化した塊りのことをいいます。歯石の表面はザラザラしているのでプラークがより付きやすくなりきちんと口内ケアが出来ていないとどんどん重なって大きくなっていくのです。
そこでチェックしてほしいのは唾液の質!
毎日歯みがきをしているのにお口の中がネバネバしている。ごはんを食べた後の食器がネバネバしている。
歯石除去をして(無麻酔歯石取りはこの場合の歯石除去には当てはまりません)その後は毎食後必ず歯みがきをしているのに口臭がしたり、歯茎が腫れたままだったり、歯肉炎はそのままだったりetc
このような状況は口内に歯周病菌が多いと言えます。歯周病菌が体内に入り込み内臓に影響が出てくる前に正しい口内ケア、歯みがきを身につけてくださいね。
うちの子はすごく嫌がって無理・・・と諦める。
毎食後に歯みがきをしている時間がないから・・・と諦める。
飼い主さんがそう思うならその子の健康はそこまでです。
そのまま歯みがきをせずに歳を重ねて重度の歯周病になり内臓にも支障を来たしてから取り掛かるのでは遅いということを頭の片隅に置いておいてください。
身体中をボロボロにしながら過ごすシニア期と元気にごはんを美味しく食べられるシニア期とうちの子に過ごしてほしいのはどちらでしょうか?
歯みがきを本気でやる決意!をしたけど数日経って早々に揺らぎそうな時はこれが1番。
「わんこの歯みがきをしてからじゃないと自分の歯みがきはしない」
いつまでも口臭がなくならない、ネバつきがなくならないのは間違った歯みがきをしてることもありますので正しいケアが出来ているか確認してみて下さいね。
硬いものをかじればいいとか歯みがきガム的なものやお水に垂らして飲ませるだけでいいとかいうものはダメですよ。
お散歩中の井戸端会議で勧められても馬耳東風してください。むしろ勧めてくれた方のわんこのお口の中をチラッと見てみましょう。(角が立つからあくまでチラッとねଘ(੭´・∀︎・`)੭)
答えは歯石や歯垢や口臭が語ってくれていることでしょう・・・